中国産の『偽』馬告にご注意ください
馬告はタイヤル族などの台湾原住民が古くから愛用しており、『繁栄』を願った言葉として タイヤル語の「馬告」(マーガオ) と名付けられています。
近年、馬告の世界的な人気に乗じて、中国産の類似品 を「馬告」と称して販売している悪質な業者もおります。
中には、見た目が胡椒と酷似していることから、レモングラスの香りを付けた胡椒を「馬告」として安価に販売している業者もいるようです。
タイヤル語なのに『中国産』?
台湾には多くの原住民が存在しており、馬告はいくつかの民族で使用されていたようですが、前述でお分かりの通り「馬告」はタイヤル語であり、台湾固有の名称となります。
中国産の「馬告」なるものは存在しません。
馬告は台湾原住民の住む、海抜1500メートルの人の手の届かない山奥にのみ自生しており、ミネラルをたっぷりと含み、強い香りと独特な苦味を持つのが特徴です。収穫量には限りがあり、1つ1つ手摘みで作業されることから『レアスパイス』と呼ばれる希少な香辛料とされています。
『中国産 馬告』とは、なんなのか?
馬告は『クスノキ科、ハマビワ属』の植物で、これ自体は他国にも存在します。
中国であれば『木姜子』(ムージャンズ)、ネパールであれば『ティンムル』(またはティンブール)などがそれです。
ご説明の通り、馬告は特定の地域で収穫され、独自の味を持ち、限りある収穫量ゆえに、希少価値の高い香辛料とされています。
他の地域で収穫した同品種のものは、香りが弱い、苦味が強いなど、異なる味を持ち、安価であり、そもそも希少価値は高くなく、品質が劣るもので、台湾原住民が『繁栄』を願った馬告とは似て非なるものなのです。
ようするに、巷に出回っている『中国産 馬告』とは、『木姜子』(ムージャンズ)であり、馬告と品種が同じというだけに過ぎません。
粒の大きさ、香りの強さ、苦味の具合などに違いがあり、安価で品質も劣ります。馬告をお求めていただいたのに、残念な思いをされることのないよう、ご注意ください。
『偽物』を見極めよう!
本場の『台湾馬告』をお求めの際は、以下の点をご確認ください。
- 食品表示の原産国名が『台湾』である
- 栄養成分表示がしっかりと表記されている
※ 台湾では食品への『栄養成分表示』が義務付けられており明確に表示できます。不明である場合は「台湾産でない」または「非正規の輸入品」であることが考えられます。
台湾原住民が繁栄を願った言葉『馬告』の本当の『味と香り』を堪能できるのは台湾産だけです。
とはいえ、台湾でも苗木から鉢で育てたものも存在しており、中国産などの『偽った粗悪な類似品』はもちろん、馬告に対する誤った印象を持つことで残念な思いをなさらぬよう、お客様には十分にご注意いただきたく存じます。
弊社の馬告は台湾の現地農家、現地法人と協力の下、自然界で育った正真正銘の希少な馬告のみを台湾直輸入で取り扱っております。また、厚生労働書に輸入許可を得た上、日本国内で検疫等の検査を行っている、安全な馬告をお届けしているため、ご安心いただけますと幸いです。
今後とも、弊社『馬告』を何卒よろしくお願い申し上げます。
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